土地家屋調査士の義務に関する次のアからオまでの記述のうち、誤っているものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
ア 土地家屋調査士は、正当な事由がある場合でなければ、筆界特定の手続についての代理業務及びその相談業務並びに民間紛争解決手続代理関係業務に関するものを除き、依頼を拒んではならない。
イ 土地家屋調査士は二以上の事務所を設けることはできない。
ウ 土地家屋調査士は、その所属する土地家屋調査士会及び日本土地家屋調査士会連合会の会則を守るように努めなければならない。
エ 土地家屋調査士又は土地家屋調査士であった者は、正当な事由がある場合であっても、業務上取り扱った事件について知ることのできた秘密を他に漏らしてはならない。
オ 土地家屋調査士は、その所属する土地家屋調査士会及び日本土地家屋調査士会連合会が実施する研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。
1 アイ 2 アエ 3 イオ 4 ウエ 5 ウオ
ア 〇
調査士は、正当な事由がある場合でなければ、依頼を拒んでなならないとされているが、筆界特定の手続についての代理業務及びその相談業務並びに民間紛争解決手続代理関係業務については、この依頼に応ずる義務はないとされている。
イ 〇
調査士は二以上の事務所を設けることができないとされている。
ウ ×
調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会の会則を守るように努めるだけでは足りず、会則を守らなければならない。
エ ×
調査士又は調査士であった者は、正当な事由がある場合でなければ、業務上取り扱った事件について知ることができた秘密を他に漏らしてはならないとされている。正当な事由がある場合には、この秘密保持の義務がないことになる。
オ 〇
調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会が実施する研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならないとされている。