平成30年度 問題6

登記所備付地図(以下「地図」という。)に関する次のアからオまでの記述びうち、誤っているもの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。

 

 

ア 地図は、一筆又は二筆以上の土地ごとに作成し、各土地の区画を明確にし、地番を表示するものとされている。

 

イ 地図の訂正の申出は、その地図に表示された土地の表題部所有者が二人である場合には、そのうちの一人からすることができる。

 

ウ 閉鎖した地図は、閉鎖した日から50年間保存される。

 

エ 国土調査法の規定により登記所に送付された地籍図は、地図として備え付けられることを不適当とする特別の事情がある場合を除き、地図として備え付けられる。

 

オ 登記官は、地図に表示された土地の区画に誤りがあると認める場合であっても、その訂正の申出がない限り、訂正をすることができない。

 

 

1 アウ   2 アエ   3 イエ   4 イオ   5 ウオ

 

 

平成30年度 問題6 解説

正解 5

ア ○

地図は1筆または2筆以上の土地ごとに、基本三角点等を基礎とした正確な測量および調査の成果に基づき作成され、各筆の土地の区画を明確にし、地番を表示するものでなければならない。

 

イ ○

地図に表示された土地の区画または地番に誤りがあるときは、その土地の表題部所有者若しくは所有権の登記名義人またはそれらの相続人その他一般承継人は、そのうちの1人から地図訂正の申出をすることができる。また、地図に準ずる図面も同様に訂正の申出をすることができる。

 

ウ ×

閉鎖したものを含む地図および地図に準ずる図面、建物所在図は永久に保存される。

 

エ ○

国土調査法の規定により登記所に送付された地籍図は、地図として備え付けられることを不適当とする特別の事情がある場合を除き、地図として備え付けられる。

 

オ ×

地図訂正の申出がない場合でも、登記官が地図に誤りがあると認める場合、職権で訂正することもできる。